当院について

2024年度病院情報の公表

2024年度病院情報の公表

令和6年度 大手前病院 病院情報の公表

病院指標

医療の質指標

年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 12 71 307 325 491 922 1156 2024 1909 542
2024年4月~2025年3月(令和6年度)の退院患者様の年齢を10歳刻みで集計しています。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 61 5.67 4.54 0.00 70.69
060335xx0200xx 胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 33 7.27 7.05 0.00 61.06
060330xx02xxxx 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 32 6.88 5.99 0.00 59.50
060150xx03xxxx 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 28 5.43 5.32 0.00 43.64
060035xx0100xx 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 27 13.63 14.81 0.00 73.74
良性疾患(胆嚢、鼡径ヘルニア、虫垂炎)が上位を占めています。
消化器癌に関しては切除手術が中心となりますが、術前治療から携わり、再発後の集学的治療、さらには緩和医療(手術、薬物治療)に至るまで対応します。
急性胆嚢炎、虫垂炎、消化管穿孔(汎発性腹膜炎)、腸閉塞といった腹部救急疾患には迅速な診断後、可及的速やかに治療介入を行います。
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 手術あり片眼 281 2.38 2.49 0.00 75.28
020280xx97xxxx 角膜の障害 手術あり 39 16.51 8.78 0.00 74.51
020110xx97xxx1 白内障、水晶体の疾患 手術あり両眼 27 5.37 4.29 0.00 77.04
020250xx97xxxx 結膜の障害 その他の手術あり 23 2.04 2.81 0.00 69.57
020280xx99xxxx 角膜の障害 手術なし - - - - -
白内障の手術を必要とする症例が最も多い疾患となっています。次いで角膜移植などの角膜の疾患に対する手術を必要とする症例が多くなっています。水疱性角膜症、角膜感染症、角膜変性症、円錐角膜を中心に、白内障はもちろん、網膜硝子体疾患、緑内障、ぶどう膜炎まで幅広く診療しております。
※症例数が10件未満の場合「-」で表示しています。
血液内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
130030xx99xbxx 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等2Bあり 35 10.89 12.23 0.00 79.37
0400802499x0xx 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし 26 17.54 16.40 0.00 86.08
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 18 23.50 20.78 16.67 84.33
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし 14 2.14 4.67 0.00 63.86
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 14 17.14 13.66 7.14 83.21
血液内科では、主に造血器悪性疾患(急性白血病、悪性リンパ腫、骨髄腫など)に対する治療を行っています。再生不良性貧血、自己免疫性溶血性貧血、特発性血小板減少性紫斑病など頻度の少ない血液難病の入院加療もおこなっています。血縁者に適切なドナーがおり、同種移植の適応である患者様には、血縁者間同種造血幹細胞移植(骨髄移植、末梢血幹細胞移植)を実施しています。
呼吸器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 49 3.45 3.03 4.08 71.53
0400802499x0xx 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし 34 20.15 16.40 2.94 71.53
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし 20 8.40 8.16 5.00 66.80
040040xx99090x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等29あり 定義副傷病なし 16 8.31 8.10 0.00 61.88
040110xxxx00xx 間質性肺炎 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 14 18.43 18.68 14.29 70.93
肺がんの診療が最も多い疾患となっています。
入院治療は、肺がん、悪性胸膜中皮腫等の胸部悪性疾患を中心に加療を行っていますが、間質性肺炎、COPD、気管支ぜんそく等の良性呼吸器疾患の診断・治療も専門的に行っています。
呼吸器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx02x0xx 肺の悪性腫瘍 肺悪性腫瘍手術 肺葉切除又は1肺葉を超えるもの等 手術・処置等2なし 20 14.40 9.82 0.00 74.20
040200xx99x00x 気胸 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 19 6.26 9.28 0.00 43.16
040200xx01x00x 気胸 肺切除術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 18 15.06 9.59 5.56 39.83
040020xx97xxxx 縦隔の良性腫瘍 手術あり - - - - -
040040xx97x00x 肺の悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし - - - - -
最も多い症例が手術を目的とする肺がん症例、次に気胸の症例の順となっています。呼吸器外科では低侵襲な胸腔鏡下手術を積極的に取り入れています。また低肺機能症例の肺がん手術においては術前より入院呼吸器リハビリテーションを行い手術リスクの低減を図っています。呼吸器外科は肺がんだけでなく、地域に根差した呼吸器外科を目標として、病院・診療所からの紹介での気胸、感染性肺疾患等の腫瘍性病変以外の手術も積極的に行っております。
※症例数が10件未満の場合「-」で表示しています。
耳鼻咽喉科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 44 7.57 7.35 0.00 26.66
030428xxxxx0xx 突発性難聴 手術・処置等2なし 40 10.63 8.21 0.00 54.05
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 34 6.94 5.84 0.00 51.38
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし 27 5.52 5.63 0.00 33.78
030390xx99xxxx 顔面神経障害 手術なし 26 8.88 8.50 0.00 57.23
慢性・急性扁桃炎、聴覚の障害、突発性難聴、慢性副鼻腔炎の患者さんが上位を占めています。耳鼻咽喉科の機能性疾患から癌以外の腫瘍性疾患について、診断から治療まで一貫した診療を行います。地域連携重視の観点から紹介状持参で事前予約をお持ちの方、紹介状持参で当日受診される方については優先的に診察する体制を整えています。
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1なし、1,2あり 手術・処置等2なし 187 4.75 4.18 0.53 68.06
050130xx9900x0 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし他の病院・診療所の病棟からの転院以外 100 15.48 17.33 12.00 82.49
050130xx9900x0 頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術 手術・処置等2なし 88 4.83 4.47 0.00 65.44
050030xx03000x 急性心筋梗塞(続発性合併症を含む。)、再発性心筋梗塞 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1なし、1あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 57 14.11 11.37 0.00 63.88
050050xx9910xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等11あり 手術・処置等2なし 50 3.96 3.07 2.00 67.08
心不全の患者様が増加しており、最も多く診療しています。
循環器内科では急性心筋梗塞をはじめとする循環器疾患への24時間365日救急搬送受け入れ可能な体制をとっており、循環器系の急性疾患にいつでも対応できるようにしています。また、患者さん本位の医療を基本方針としており、狭心症、不整脈、末梢動脈疾患など様々な疾患に対して総合的なチーム医療を実践しています。
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 185 2.23 2.57 0.00 68.58
060035xx99x0xx 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2なし 48 2.38 7.91 0.00 71.38
060390xxxxx0xx 細菌性腸炎 手術・処置等2なし 43 5.47 7.42 0.00 47.07
060380xxxxx0xx ウイルス性腸炎 手術・処置等2なし 42 4.38 5.55 2.38 46.71
060102xx99xxxx 穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし 41 6.20 7.60 2.44 67.41
大腸ポリープ切除が最も多い症例となっております。
消化器内科では、食道・胃・十二指腸・大腸および肝臓・胆嚢・膵臓と消化器疾患全体を診療しています。
各検査科の協力体制の良いことを生かして、遠方から来院の方や時間を取りにくい方々に対しても、一度に効率よく検査を進めるようにしています。消化器外科、放射線科とも密接に協力しており、外科手術や放射線診断・治療の必要性・タイミングを適切に判断して連携しています。その他の診療科や内科の他領域の専門医との協力体制もしっかりしており、病院の規模を生かして質の高い診療を目指しています。夜間・休日の緊急内視鏡検査はオンコール体制を敷き対応しています。
心臓血管外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050161xx01x1xx 大動脈解離 大動脈瘤切除術(吻合又は移植を含む。) 上行大動脈及び弓部大動脈の同時手術等 手術・処置等21あり 14 34.36 29.35 0.00 64.64
050210xx97000x 徐脈性不整脈 手術あり 手術・処置等1なし、1,3あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし - - - - -
050050xx0101xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 心室瘤切除術(梗塞切除を含む。) 単独のもの等 手術・処置等1なし 手術・処置等21あり - - - - -
050080xx0101xx 弁膜症(連合弁膜症を含む。) ロス手術(自己肺動脈弁組織による大動脈基部置換術)等 手術・処置等1なし 手術・処置等21あり - - - - -
050080xx0111xx 弁膜症(連合弁膜症を含む。) ロス手術(自己肺動脈弁組織による大動脈基部置換術)等 手術・処置等11あり 手術・処置等21あり - - - - -
成人の心疾患や血管疾患を対象として診療を行っております。
狭心症、心筋梗塞といった冠動脈疾患に対する手術(冠動脈バイパス術など)、弁膜症に対する手術(弁形成術、人工置換術など)、大動脈疾患(真性・解離性大動脈瘤など)や末梢動脈疾患(閉塞性動脈硬化症など)に対する手術(人工血管置換術、バイパス手術など)、心筋症や心室瘤に対する手術(左室形成術など)を行っています。
また、低侵襲心臓手術にも取り組んでおり、大動脈瘤内ステントグラフト内挿術も行っています。
当院の心臓センターは心臓血管外科と循環器内科の強力な連携により、24時間365日、緊急手術を含めたあらゆる心臓血管疾患治療が可能です。
注)上の表にある患者数は、各種条件で細かく規定された14桁のDPCコードにより抽出された数字です。解離性大動脈瘤など全体の、実入院患者数はもっと多くなります。
※症例数が10件未満の場合「-」で表示しています。
脳神経内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060xx99x20x 脳梗塞 手術なし 手術・処置等22あり 定義副傷病なし 40 16.43 16.94 22.50 73.38
010230xx99x00x てんかん 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 19 3.47 6.89 0.00 51.37
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし 15 3.27 4.67 0.00 72.27
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 14 19.29 20.78 14.29 85.71
010060xx99x40x 脳梗塞 手術なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし 11 11.73 16.89 45.45 64.18
脳神経内科は、脳卒中から神経変性疾患・末梢神経疾患・筋疾患など、きわめて幅広い領域を診療しています。「脳神経センター」として脳神経外科と共通の外来・病棟を持ち、脳卒中・神経筋疾患についてほぼ全ての領域に対応できる体制です。他診療科との連携の良さを生かし、さまざまな合併症への対応が可能です。超急性期脳梗塞に対しては、安全面を考慮し適応を厳密に判断した上でtPA療法や、脳神経外科と連携し血栓回収療法(血管内治療)を積極的に行っています。脳卒中以外に、当科では種々の神経筋疾患を診療していますが、中でもパーキンソン病は最も代表的な疾患です。脳卒中や神経難病の入院患者様には積極的にリハビリテーションを行い、退院後の生活・療養にスムーズに移行できるよう配慮しています。
注)上の表にある患者数は、各種条件で細かく規定された14桁のDPCコードにより抽出された数字です。脳梗塞やパーキンソン病全体の、実入院患者数はもっと多くなります。
腎臓内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110280xx9900xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 48 8.60 11.35 2.08 60.25
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 26 11.19 13.66 0.00 70.23
0400802499x0xx 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし 20 14.75 16.40 5.00 86.15
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 18 17.67 20.78 11.11 84.06
110280xx991xxx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1あり 18 5.78 6.01 0.00 53.22
慢性腎臓病の患者様を主に腎臓病全般について診療しています。
地域における腎臓内科の基幹病院として慢性腎臓病のトータルケアを目指すことを目標に診療にあたっています。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx02xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 50 32.86 25.29 70.00 79.78
160690xx99xxxx 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし 36 28.42 19.16 47.22 78.78
160610xx01xxxx 四肢筋腱損傷 関節鏡下肩腱板断裂手術等 31 28.52 16.15 0.00 68.39
070343xx01x0xx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 前方椎体固定等 手術・処置等2なし 24 28.46 19.60 12.50 74.17
160720xx01xxxx 肩関節周辺の骨折・脱臼 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿等 23 20.91 14.04 0.00 63.22
脊椎外科、足の外科、関節外科、外傷性疾患、スポーツ整形外科など整形外科全般にわたり診療を行っています。救急医療の範囲である外傷外科についてもそのカバーする範囲が広がってきています。また、全国平均の在院日数より長期化している要因として、在宅復帰に向けた治療を地域包括ケア病棟への転棟により行っているためです。
代謝・内分泌内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
10007xxxxxx1xx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等21あり 54 13.41 13.77 0.00 68.20
0400802499x0xx 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし 20 21.25 16.40 10.00 87.10
0400802499x0xx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等2なし 11 8.73 10.46 0.00 63.27
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし - - - - -
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし - - - - -
代謝内分泌内科では1型・2型糖尿病、痛風、および甲状腺・副腎・下垂体などの内分泌疾患の診療を外来主体で行っています。
糖尿病入院の内訳は、教育入院(1週間・2週間)、血糖コントロール、および糖尿病患者さんのシックデイを含めた急性期治療が中心となっています。
また、他疾患の治療のため他科に入院されている糖尿病患者様の血糖コントロールにも対応しています。
内分泌疾患の診断のための入院期間は平均5日間です。
高齢化に伴い低Na血症、誤嚥性肺炎や尿路感染症による緊急入院が増加しています。当科ではこちらにも積極的に協力しています。
内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060102xx99xxxx 穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし 11 7.55 7.60 0.00 57.45
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし 10 2.80 4.67 0.00 68.20
060390xxxxx0xx 前庭機能障害 手術なし 10 5.20 7.42 0.00 47.90
0400802499x0xx 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし - - - - -
060130xx9900xx 食道、胃、十二指腸、他腸の炎症(その他良性疾患) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし - - - - -
乳腺・内分泌外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
090010xx99x4xx 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等24あり 16 2.00 3.64 0.00 60.69
090010xx010xxx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術・処置等1なし 11 7.00 9.77 0.00 69.82
090010xx99x9xx 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等29あり 11 2.00 4.83 0.00 59.18
090010xx99x30x 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等23あり 定義副傷病なし 10 2.00 5.48 0.00 61.60
090010xx02xxxx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) - - - - -
乳房の悪性腫瘍が最も多い症例になっています。
※症例数が10件未満の場合「-」で表示しています。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010280xxxxx0xx ジストニー、筋無力症 手術・処置等2なし 31 12.45 10.88 0.00 51.65
010160xx99x00x パーキンソン病 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 18 8.06 17.95 0.00 66.72
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 18 6.39 7.99 5.56 70.39
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 17 24.24 18.68 41.18 62.41
010160xx97x00x パーキンソン病 手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 17 13.59 18.74 0.00 69.53
パーキンソン病が上位の疾患を占めており不随意運動症に対する脳深部刺激療法(DBS)や痙性に対する髄腔内バクロフェン療法(ITB療法)、難治性疼痛などに対する脊髄刺激療法(SCS療法)を数多く行っています。
また、24時間体制で救急対応を行っており、地域医療のお役に立てる脳神経外科を目指しています。治療方針の決定に際しては、患者様、ご家族との話し合いを元に、十分納得していただくことを心がけています。脳神経外科は脳神経センターの一員として神経内科及び関連診療科、看護師や薬剤師・理学療法士等の病院スタッフと連携し、定期的な症例検討会、合同の回診を行っています。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 68 2.01 2.45 0.00 68.51
11012xxx02xx0x 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術 定義副傷病なし 23 4.26 5.16 0.00 57.17
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2なし 22 6.09 6.81 9.09 76.73
110070xx03x0xx 腎腫瘍 腎(尿管)悪性腫瘍手術等 手術・処置等2なし 12 9.25 10.12 8.33 66.67
060250xx97xxxx 尖圭コンジローム 手術あり 11 2.00 3.12 0.00 38.36
膀胱がん・前立腺がん・尿管がん・腎がん等の尿路生殖器系のがん診療において、手術療法や抗がん剤療法等の多様ながん診療に対応しています。迅速な診断と機能温存を基本として、泌尿器科領域の広範な治療要請に応えられることを目指しています。
皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 33 7.27 9.33 0.00 64.58
080010xxxx0xxx 膿皮症 手術・処置等1なし 11 7.55 12.98 9.09 60.27
080030xxxxxxxx 疱疹(帯状疱疹を除く。)、その類症 - - - - -
180035xxxxxxxx その他の真菌感染症 - - - - -
010080xx99x0x1 脳脊髄の感染を伴う炎症 手術なし 手術・処置等2なし15歳以上 - - - - -
緊急入院による帯状疱疹が最も多い症例になっています。
※症例数が10件未満の場合「-」で表示しています。
婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
12002xxx02xxxx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮頸部(腟部)切除術等 17 3.00 2.92 0.00 42.00
120220xx01xxxx 女性性器のポリープ 子宮鏡下有茎粘膜下筋腫切出術、子宮内膜ポリープ切除術 14 3.00 2.72 0.00 46.00
120220xx01xxxx 子宮の良性腫瘍 子宮全摘術等 12 11.17 9.20 0.00 49.50
120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む。) 腹腔鏡によるもの等 - - - - -
120010xx99x31x 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等23あり 定義副傷病あり - - - - -
良性疾患に対する開腹手術、子宮鏡手術、円錐切除術などが上位になっています。
悪性腫瘍の治療や腹腔鏡手術は医療安全管理の観点から症例を充分検討した上で、安全性の上から可能と判断した症例のみ施行しています。
※症例数が10件未満の場合「-」で表示しています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 35 10 17 18 - - 1 7,8
大腸癌 11 20 39 27 - - 1 7,8
乳癌 25 29 - - - - 1 7,8
肺癌 20 - 34 57 - 31 1 7,8
肝癌 - - - - - 12 1 8
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
日本で患者数の多い5つのがんを病期(Stage)別に集計したものです。がんがどれくらい進行しているかを示すものが病期(Stage)であり、StageⅣが、がんが最も進行している状態ということになります。大手前病院では大阪府がん診療拠点病院として5大癌のすべてを診療しています。手術治療、抗がん剤治療、放射線治療、内視鏡的切除等、それぞれのがんの病期(Stage)にあわせた適切な治療法を選択し、治療にあたっています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 26 7.27 47.88
中等症 122 15.92 79.83
重症 25 20.04 88.52
超重症 - - -
不明 - - -
市中肺炎とは日常生活を送っている人が罹患した肺炎のことです。
軽症(重症度0)は、ほかの病気を持っている方などがその病気の管理もあわせて入院されるケースがあります。比較的年齢が若く短期間の入院患者さんが多くなっています。重症度があがるほど集中的な管理が必要になります。平均年齢からみますと、高齢者になるほど重症度が高くなる傾向があることが出ています。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 108 19.49 74.46 27.12
その他 10 15.30 71.90 0.85
発症から3日以内の脳梗塞で適応があると判断された患者さんは、積極的にリハビリテーションを行い機能回復を目指すことを目的に、地域の回復期リハビリテーション病院へ転院しています。当院は大阪脳卒中医療連携ネットワークの一員です。自宅退院が困難なケースでは、医療ソーシャルワーカー(MSW)を通じて適切な回復期リハビリテーション病院への転院を進め、急性期から回復期への「継ぎ目のない」リハビリテーションの実践に努めています。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 82 1.12 6.12 1.22 61.12
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 54 1.20 3.33 1.85 71.24
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの 40 0.33 4.15 0.00 43.25
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 35 3.46 14.71 5.71 75.34
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む。) 16 7.38 6.75 81.25 73.88
良悪性を問わず腹腔鏡下手術が上位を占めています。癌関連治療では結腸癌の腹腔鏡切除手術が最多となっているとおり、直腸を含めた大腸癌では腹腔鏡手術を第一選択としております。
良性の待機手術(胆石症、鼡径ヘルニア)においては当然ですが、緊急疾患(急性虫垂炎、急性胆嚢炎)においても腹腔鏡手術を原則とし、実践しております。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術 眼内レンズを挿入する場合 その他のもの 317 0.24 1.44 0.00 75.37
K224 翼状片手術(弁の移植を要するもの) 26 0.00 1.04 0.00 70.15
K2542 治療的角膜切除術 その他のもの 17 0.00 1.06 0.00 81.06
K259 角膜移植術 17 1.00 14.65 0.00 72.53
K249 角膜潰瘍掻爬術、角膜潰瘍焼灼術 - - - - -
眼科の入院患者さんはほとんどの方が手術目的での入院となっています。特に多いのは白内障の患者さんに対する水晶体再建術となっています。
※症例数が10件未満の場合「-」で表示しています。
呼吸器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5131 胸腔鏡下肺切除術 肺嚢胞手術(楔状部分切除によるもの) 20 6.25 8.70 10.00 44.85
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 肺葉切除又は1肺葉を超えるもの 17 1.47 17.82 0.00 70.24
K514-21 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 部分切除 - - - - -
K5132 胸腔鏡下肺切除術 部分切除 - - - - -
K513-2 胸腔鏡下良性縦隔腫瘍手術 - - - - -
肺がんに対しては胸腔鏡補助下肺葉切除+リンパ節郭清術を標準術式としています。症例により年齢、術前呼吸機能、術前併存疾患も考慮し縮小手術も行っています。進行肺がんや悪性縦隔腫瘍に対しては、呼吸器内科と連携し術前術後化学療法、放射線療法を併用しています。
さらにCT検診等で検出された悪性度の低い初期段階の肺腺癌に対しては、小切開(1センチ程度)3箇所での低侵襲な胸腔鏡下肺部分切除術も行っています。
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耳鼻咽喉科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K3772 口蓋扁桃手術 摘出 60 1.02 5.75 0.00 29.12
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術Ⅲ型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) 31 1.10 5.06 0.00 52.65
K368 扁桃周囲膿瘍切開術 24 0.17 4.88 0.00 41.38
K347 鼻中隔矯正術 11 1.00 5.00 0.00 37.27
K340-6 内視鏡下鼻・副鼻腔手術Ⅳ型(汎副鼻腔手術) - - - - -
扁桃の摘出術が最も多い手術となっています。次いで内視鏡下鼻副鼻腔手術が多い手術となっています。副鼻腔疾患に関しても数多くの内視鏡手術を施行しています。
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循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5463 経皮的冠動脈形成術 その他のもの 114 1.93 2.65 2.63 67.39
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術 心房中隔穿刺又は心外膜アプローチを伴うもの 82 1.41 2.56 0.00 67.90
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術 その他のもの 74 1.24 3.04 0.00 68.24
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 62 2.23 9.15 3.23 75.08
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術 急性心筋梗塞に対するもの 49 0.00 18.59 4.08 68.86
循環器内科では虚血性心疾患に最も力を入れており、PTCA(手首や足の付け根からカテーテルと呼ばれる細い管を血管内に挿入し、狭くなった血管を広げて治療を行うカテーテル治療)を積極的に施行しています。しかしPTCAに固執することなく、個々の症例ごとに十分吟味して治療法を選択しています(薬物療法、PTCA、冠動脈バイパス術)。また、PTCA後の管理もかかりつけ医と綿密に連携を取って行っていきます。
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2cm未満 217 0.39 1.10 0.00 69.28
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 早期悪性腫瘍胃粘膜下層剥離術 30 1.00 8.03 0.00 74.60
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 23 2.17 9.78 0.00 79.04
K654 内視鏡的消化管止血術 19 0.79 8.68 0.00 71.68
K7212 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2cm以上 17 0.12 1.12 0.00 65.88
内視鏡によるポリープ切除術が最も多い手術、内視鏡的胆道ステント留置術が次に多い手術となっています。
消化器内科の手術症例のほとんどは内視鏡を用いた手技となっています。
心臓血管外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K597-2 ペースメーカー交換術 11 1.00 8.09 0.00 81.55
K5522 冠動脈、大動脈バイパス移植術 2吻合以上のもの 10 8.90 35.50 0.00 66.10
K560-22ニ オープン型ステントグラフト内挿術 上行大動脈及び弓部大動脈の同時手術 その他のもの - - - - -
K5601ニ 大動脈瘤切除術(吻合又は移植を含む。) 上行大動脈 その他のもの - - - - -
K5612ロ ステントグラフト内挿術 1以外の場合 腹部大動脈 - - - - -
ペースメーカー交換術、ステンドクラフト内挿術(腹部大動脈)が上位を占めています。当科では冠動脈バイパス術、弁形成・弁置換術、大動脈人工血管置換術、左室形成を含む心筋症手術、メイズ手術、末梢動脈外科手術などの心臓外科手術を行っております。
※症例数が10件未満の場合「-」で表示しています。
腎臓内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6121イ 末梢動静脈瘻造設術 内シャント造設術 単純なもの 25 15.56 22.72 0.00 70.84
K6147 血管移植術、バイパス移植術 その他の動脈 - - - - -
K635-3 連続携行式腹膜灌流用カテーテル腹腔内留置術 - - - - -
K331 鼻腔粘膜焼灼術 - - - - -
K607-3 上腕動脈表在化法 - - - - -
人工透析導入となる患者さんに対し、地域の透析専門クリニックと連携してシャント設置術を行っています。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿 74 4.27 27.92 43.24 75.88
K0462 骨折観血的手術 前腕、下腿、手舟状骨 59 2.92 17.27 1.69 57.24
K1423 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 後方椎体固定 37 2.24 23.19 18.92 71.65
K0821 人工関節置換術 肩、股、膝 37 3.06 29.42 24.24 75.33
K0463 骨折観血的手術 鎖骨、膝蓋骨、手(舟状骨を除く。)、足、指(手、足)その他 31 2.13 13.26 3.23 59.61
骨折観血的手術(肩甲骨、上腕、大腿)、人工骨頭挿入術(肩、股)、人工関節置換術(肩、股、膝)、脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(後方椎体固定)と70歳以上の方の手術が多くなっています。そのほか、外反母趾に対する手術も多くなっています。
乳腺・内分泌内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K4763 乳腺悪性腫瘍手術 乳房切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 10 1.00 4.40 0.00 71.10
K4762 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) - - - - -
K6261 リンパ節摘出術 長径3cm未満 - - - - -
K6274 リンパ節群郭清術 腋窩 - - - - -
K4764 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。)) - - - - -
乳腺の悪性腫瘍手術が最も多くなっています。
※症例数が10件未満の場合「-」で表示しています。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K181-2 脳刺激装置交換術 17 1.00 9.76 0.00 71.41
K1812 脳刺激装置植込術 両側の場合 16 3.19 14.19 0.00 63.06
K1812 脳血管内手術 1箇所 14 2.29 22.86 28.57 60.50
K1812 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 11 0.36 5.18 9.09 79.09
K1541 機能的定位脳手術 片側の場合 10 2.30 9.00 0.00 49.30
脳血管内手術、脳刺激装置交換術、経皮的脳血栓回収術、脊髄刺激装置植込術が上位を占めています。国内でも数少ないパーキンソン病やジストニアなどの不随意運動症や、痙性・難治性疼痛などに対する機能的脳神経外科手術も積極的に施行しています。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7811 経尿道的尿路結石除去術 レーザーによるもの 27 1.00 2.41 0.00 57.04
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 電解質溶液利用のもの 27 1.00 3.59 7.41 77.04
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 24 0.88 5.54 8.33 65.83
K824 陰茎尖圭コンジローム切除術 13 0.00 1.00 0.00 36.85
K773-51 腹腔鏡下腎悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いるもの) 原発病巣が7センチメートル以下のもの 12 1.00 6.92 8.33 64.67
経尿道的尿路結石除去術(レーザーによるもの)が上位を占めています。次に多い手術が膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)です。この手術では灌流液として従来よりも合併症が少ない生理食塩水を使用しており、より安全な手術が行えるようになりました。がん診療だけでなく、水腎症等における尿管ステント留置術・尿管結石破砕術、前立腺肥大症手術など良性疾患に対しても積極的に診療を行っています。
婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K867 子宮頸部(腟部)切除術 18 0.94 1.06 0.00 41.67
K872-31 子宮鏡下有茎粘膜下筋腫切出術、子宮内膜ポリープ切除術 電解質溶液利用のもの 15 1.00 1.00 0.00 44.93
K877 子宮全摘術 14 1.00 9.07 0.00 52.43
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側) 腹腔鏡によるもの 11 0.91 5.00 0.00 43.00
K8731 子宮鏡下子宮筋腫摘出術 電解質溶液利用のもの - - - - -
当院婦人科は、大病院を受診するほどでもないが診療所では対応できない症例、大病院に受診しても長期間の手術待ちになってしまう症例等に対応しています。
医療安全管理の観点から症例を十分検討した上で可能と判断した症例のみ施行しています。
※症例数が10件未満の場合「-」で表示しています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる - -
180010 敗血症 同一 12 0.15
異なる 39 0.50
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 42 0.54
異なる - -
手術・処置などの合併症にあたるものとして、感染症および合併症の発生率を示したものです。
        
リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率ファイルをダウンロード
肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが
「中」以上の手術を施行した
退院患者数(分母)
分母のうち、肺血栓塞栓症の
予防対策が実施された患者数(分子)
リスクレベルが「中」以上の手術を
施行した患者の肺血栓塞栓症の
予防対策の実施率
711 628 88.33%
 肺血栓塞栓症は、血液の塊(血栓)が肺の血管(肺動脈)を詰まらせる病気です。突然の呼吸困難や胸痛、失神発作、心停止を起こす重篤な場合もあります。手術後に発生することもあり、病気の種類や手術術式によっても変わります。この指標は、肺血栓塞栓症を引き起こすリスクが「中」以上で特定の全身麻酔手術を受けた退院患者に対する予防実施割合です。
血液培養2セット実施率ファイルをダウンロード
血液培養オーダー日数(分母) 血液培養オーダーが1日に
2件以上ある日数(分子)
血液培養2セット実施率
2208 1467 66.44%
        
 血液中に細菌が存在する状態は時に重篤な感染症を引き起こすことがあります。一般に血液培養検査により菌の有無や特定により、抗菌薬(抗生物質を含めて病気の原因となる微生物を殺菌または静菌する作用のある薬)を選択するなどの治療方針を立てることが可能となります。培養検査で使用されるボトルは嫌気ボトルと好気ボトルで1セットです。異なる血管(部位)から2セット採血することにより(同じ腕でも可能)、皮膚常在菌の影響回避や検出感度向上などの面から推奨されています。この指標は、血液培養検査2セットの実施割合です。
 令和6年度に起こった血液培養ボトルの世界的な供給不足は、当院にも7月から10月にかけて影響を及ぼし、前年度に比べ実施率が低下しましたが、適切な検査体制で努力しました。
広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率ファイルをダウンロード
広域スペクトルの抗菌薬が
処方された退院患者数(分母)
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日
までの間に細菌培養同定検査が
実施された患者数(分子)
広域スペクトル抗菌薬使用時の
細菌培養実施率
623 571 91.65%
 感染症が疑われる場合、多くの菌に効く抗菌薬(広域スペクトル)をむやみ使用すると、副作用の発生や、薬剤が効かない耐性菌の発現などの弊害につながります。病気の原因である原因菌を正しく特定し、適正な抗菌薬を選択する必要があります。
 この指標はその広域スペクトル抗菌薬を使用する際に、前もって様々な検体(血液・尿・喀痰・便・膿・組織など)から原因菌を特定する検査を実施した割合であり、適正な治療への取り組みを示唆しています。
転倒・転落発生率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和
もしくは入院患者延べ数(分母)
退院患者に発生した転倒・転落件数
(分子)
転倒・転落発生率
91346 140 1.53‰
 入院している患者さんの転倒やベッドなどからの転落は、けがや骨折などを起こし、状態の悪化や入院期間の延長につながることもあります。この指標は、入院患者延べ数に対する、発生件数の割合です。
 入院による生活環境の変化や治療に伴う影響など常日頃と異なる状況が、転倒や転落を引き起こすことがあります。当院では、転倒転落アセスメントシートを作成し、患者の観察さらに危険度別に対策を行っています。 
転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和
もしくは入院患者延べ数(分母)
退院患者に発生したインシデント
影響度分類レベル3b以上の
転倒・転落の発生件数(分子)
転倒転落によるインシデント影響度
分類レベル3b以上の発生率
91346 0 0.00‰
 入院患者の転倒・転落は多くの医療機関でゼロにすることは難しいものです。発生した場合は、インシデント影響度(損傷レベル)別に分類し、その原因を分析し、再発予防につなげるなど安全管理に努めています。この指標は、インシデント影響度3b以上の特に重大な影響をおよぼすレベルの発生割合です。
 インシデントレベル3b以上の分類は
*レベル3b 「濃厚な処置や治療を要したが障害の残存の可能性はない。バイタルサインの 高度変化に伴う処置や治療(人工呼吸器装着や予定外の手術等)、入院日数の延長を必要 とする心身の治療(骨折など)」
*レベル4a 「永続的な障害や後遺症(有意な機能障害や美容上の問題は伴わない)」
*レベル4b 「永続的な障害や後遺症(有意な機能障害や美容上の問題が伴う)」
*レベル5  「死亡(原疾患の自然経過を除く)」に分類されたものです。 
手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率ファイルをダウンロード
全身麻酔手術で、
予防的抗菌薬投与が実施された
手術件数(分母)
分母のうち、手術開始前
1時間以内に予防的抗菌薬が
投与開始された手術件数(分子)
手術開始前1時間以内の
予防的抗菌薬投与率
1216 1177 96.79%
        
 手術執刀開始前1時間以内に適正な抗菌薬を投与することは、手術後に起こる可能性のある手術部位の感染発生を予防し、入院期間の延長や医療費の増大を抑えることができると推奨されています。この指標は、全身麻酔手術において、手術前1時間以内に実施された割合です。
 重篤な状況で実施される緊急手術などでは、抗菌薬を投与してから執刀開始までに準備時間があり、開始前1時間をやや越える場合がありますが、長時間の手術では複数回投与し血中濃度を保っています。術後感染症は、手術開始から終了後2~3時間までは血中および組織中の抗菌薬の濃度を適正に保つことで予防の可能性が高くなります。
d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和もしくは
除外条件に該当する患者を除いた
入院患者延べ数(分母)
褥瘡(d2(真皮までの損傷)以上
の褥瘡)の発生患者数(分子)
d2(真皮までの損傷)以上の
褥瘡発生率
84176 72 0.09%
        
 入院中に褥瘡(床ずれ)が発生すると、感染症を引き起こすなど原疾患以外の疾病につながり、入院期間の延長や医療費の増大につながる恐れがあります。寝たきりや手術などにより体位変換のない状態が長時間続くと、体重で圧迫された部分の血流が悪化し、表皮から真皮、皮下組織など体の内部にまで影響がおよぶ褥瘡が発生します。褥瘡はその影響度によりレベル分類されます。この指標は、褥瘡が真皮まで及ぶ損傷レベル2b以上が発生した割合です。
 当院では、入院後、速やかに褥瘡リスクアセスメント・予防治療計画書などで患者毎に状況を把握し、さらに各病棟に配置された褥瘡予防対策リンクナースや医師・看護師・薬剤師・栄養士など多職種からなる褥瘡予防対策チームが定期的または手術前後の患者に対して回診などで褥瘡予防を実施しています。
65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合ファイルをダウンロード
65歳以上の退院患者数
(分母)
分母のうち、入院後48時間以内に
栄養アセスメントが実施された
患者数(分子)
65歳以上の患者の入院早期の
栄養アセスメント実施割合
4457 4163 93.40%
 入院後早期に患者さんの栄養状態を確認し評価し、低栄養リスクの患者に早期に介入することは、入院期間の長期化の予防や予後改善が期待されます。特に高齢者は疾病以外にも栄養不良の状況にある割合が高いとされています。この指標は高齢者(65歳以上)の栄養状態を入院早期に実施した割合です。
 当院では、全ての入院患者さんを対象に栄養スクリーニングシートや栄養管理計画書をもって確認しています。また、世界の主要な臨床栄養学会が協力して提唱した新しい成人の低栄養診断基準(GLIM)を導入した評価を2024年6月より実施しています。
身体的拘束の実施率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和
(分母)
分母のうち、身体的拘束日数の総和
(分子)
身体的拘束の実施率
91346 24111 26.40%
 身体的拘束とは、本人の行動の自由を制限することです。医療や介護の現場では、やむを得ず実施することがあります。「切迫性...本人等の生命、身体、権利が危険にさらされる可能性が著しく高いこと」、「非代替性...身体拘束その他の行動制限を行う以外に代替方法のないこと」、「一時性...身体拘束その他の行動制限が一時的であること」を満たす場合です。
 医療の現場では、手術後の患者や認知症の高齢者などの安全を確保する手段ですが、医師や看護師を含む多職種での検討と患者・患者家族等への説明と同意などを経て実施され、「身体的拘束の最小化」に取り組み、患者の変化に応じた妥当性の確認を日々行っています。この指標は、身体的拘束を実施した延べ人数の割合です。
 身体的拘束には、介護衣・抑制帯・ミトン・ベッドや車椅子に縛ったりすることや、ベッドを4本のベッド柵で囲むなどがあります。当院では、褥瘡予防の目的でエアーベッドを使用しますが、その柔らかさでベッドからの転落の可能性があります。そこで転落予防のため4点柵で囲むことが多くなります。当院では約20%がベッド柵4点使用になっています。
更新履歴
2025.9.30
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