大阪府がん診療拠点病院

大手前病院は2012年４月１日付で「大阪府がん診療拠点病院」の指定を受けました。
これは国が指定するがん診療拠点病院に加え、患者さまが質の高いがん医療を受けることのできる医療機関を選択できるよう、がん診療に実績があり、大阪府が定める要件を満たす病院を指定したものです。当院は、2007年12月に、がん治療センターを設立し、重点医療としてがんを治療する診療科だけでなく、多くの診療科の医師が連携できる体制を整えています。
手術、化学療法、放射線治療、症状緩和など総合的ながん治療を医師・看護師・薬剤師・栄養士など多職種によるチーム医療で確立しています。

がん診療拠点病院の役割

がん診療拠点病院の役割は、相互に連携し、がん治療水準の向上に努めるとともに、緩和ケアの充実、在宅医療の支援、がん患者・家族等に対する相談支援、がんに関する各種情報の収集・提供等の機能を備え、地域におけるがん医療の充実に努めております。

がん化学療法

がん化学療法は薬を使用した薬物治療です。方法により入院だけでなく外来通院で行うこともあります。注射薬を用いた化学療法は外来化学療法室で行います。

がん化学療法レジメン

大手前病院の薬薬連携について

外来においてがん化学療法を実施した患者様に以下の書類をお渡ししています。
服薬指導および副作用マネジメントにお役立てください。

【患者様にお渡しする書類】

• お薬手帳シール

  施行レジメン名、施行日、当日行った点滴内容・量を記載しています。

• 副作用評価シート

  外来治療室で薬剤師・看護師が評価した副作用発現状況を記載しています。

• 検査値

  施行当日の検査結果です・

副作用評価シート・検査値はお渡ししない時もあります。

副作用評価シート・検査値はお渡ししない時もあります。

大手前病院と保健薬局連携イメージ

【薬剤情報連絡書の請求方法】

薬局名、住所、電話番号、FAX番号を明記し、FAXで請求してください。
準備できしだい、当該患者様の薬剤情報連絡書をFAXで返信いたします。（状況により時間がかかる場合があります。あらかじめご了承ください）

大手前病院がん化学療法レジメンについて

大手前病院の登録レジメン情報を公開しています。（随時更新）
レジメン情報は当院の患者様の処方箋を応需された保険薬局などの医療機関に対し、適正な処方監査や服薬指導を行っていただく目的で提供しております。
レジメン情報には、投与スケジュール、投与量、当院標準の制吐剤も記載していますが、患者様の実際の投与スケジュール、支持療法と異なる場合があります。また、ハイドレーションや点滴ルートフラッシュ等の輸液記載を省略している場合があります。

レジメン情報はがん化学療法ワークシート（じほう）を元に作成

レジメン情報はがん化学療法ワークシート（じほう）を元に作成

がん種

症状緩和と支援体制

がんと診断された早期から、患者さまが安心してがん治療やケアを受け、地域で生活していくためにさまざまな支援を行っています。
治療だけではなく、痛みや苦痛などの症状緩和、自分らしい生活への思い、生死に関する思い、患者さまをまわりで支える家族などの思いなども支援の対象です。
大手前病院では、医師・看護師・薬剤師・栄養士・理学療法士・作業療法士・ソーシャルワーカーなど多くの医療従事者が緩和ケアやリハビリなどを通して相談・支援などを行います。

医師、看護師、ソーシャルワーカーの多職種の相談員が対応いたします。ご気軽にご相談ください。
※今年度のがん患者サロンは、新型コロナウイルス感染症の影響で中止いたします。相談等ございましたら、がん相談支援センターにご相談ください。

患者サロン　「ビオラ」のご案内

患者サロンとは、「同じ病気を持った方々が集まり、情報交換や悩みの相談をする場」であり、当院のがん相談支援センターのメンバーもサポートしています。体調に合わせてご参加下さい。

お問い合わせこちらから

連絡先