脈が速い頻脈、脈が遅い徐脈、脈が飛ぶ期外収縮、慢性的なものから発作的に出現するものまで様々な不整脈の種類があります。頻脈性不整脈は、主に内服加療やカテーテルアブレーション、徐脈性不整脈はペースメーカ植込み術を行います。当院では、2019年4月から “不整脈治療センター”を設置し、頻脈性不整脈に対するカテーテルアブレーションによる治療を積極的に行っています。カテーテルアブレーションとは、カテーテルと呼ばれる細い管を血管の中に通して心臓に挿入し、カテーテルの先端のチップを通して高周波電流を流し不整脈の原因となる心筋組織を焼灼して不整脈を根治する治療法です。特に心房細動に対する根治術としてカテーテルアブレーションの発達はめざましく、薬物治療と比較し、洞調律維持率が高く有効性が高い治療法です。近年、バルーン(風船)を用いて心筋組織を冷凍凝固することで治療する冷凍バルーンアブレーションも可能になりました。
その他、対象となる不整脈は、発作性上室性頻拍症(WPW症候群、房室結節リエントリー性頻拍症)、心房頻拍、心房粗動、心室性期外収縮、特発性心室頻拍などです。また、今までは治らなかった複雑な機序の不整脈もカテーテル技術の進歩と最新式の3次元マッピングシステム (CARTO) を用いることにより治療可能な時代になりました。
火曜日に不整脈外来を開設いたしましたので、不整脈のことでお困りの患者様がおられましたら、一度当院にご紹介ください。
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