乳腺内分泌外科では乳腺疾患や甲状腺腫瘍などの診療を行っています。乳腺疾患では主に乳癌を治療しています。乳癌には手術、内分泌療法、化学療法、放射線療法を含めた総合的な治療が必要です。当院では化学的根拠に基づいた乳癌診療ガイドラインによる標準治療を基本とし、個々の患者さんの体、心、社会的状態に応じて最適な治療を選択するように心掛けています。
乳腺外科手術担当専門医外来:外科 月曜午前・木曜午前・午後
診察は原則として予約制にしております。
外来では診断、乳癌の治療などを行っています。
乳癌は女性の癌罹患率で1位となり、10~11人に1人が罹患する疾患です。検診などで異常を指摘されると不安になると思います。 しかし検診異常=乳癌というわけではありません。きちんと精査をし、診断することが診療の第一歩です。乳癌と診断された場合は、適切な治療が必要です。
乳房に対する手術は乳房温存療法と乳房切除術があります。乳房温存術は癌周囲の正常乳腺もある程度含め部分切除する術式で術後に再発予防のために放射線治療が必要となります。乳房切除術は乳房を切除する術式です。乳房はなくなってしまいますが、森之宮病院形成外科と協力し、当院で乳癌の手術と同時に再建術を受けることも可能です。また、温存術でも切除範囲が広い場合には自家組織による再建術も可能です。温存術には癌の大きさなど適応の注意がありますが、術前に化学療法などを行い癌を縮小させてから温存術を行うこともあります。また、腋窩のリンパ節についてはセンチネルリンパ節生検を行っており、腋窩郭清の省略に取り組んでいます。
乳癌は再発するとなかなか根治が難しい癌です。再発しないように予防することが大切です。術後補助療法として癌の性質(内分泌療法が効く、分子標的薬が効くなど)によって内分泌療法、化学療法を行います。また、進行、再発した場合も癌の性質や転移部位、全身状態に応じて治療を選択します。乳癌の薬物療法の進歩は目覚ましく、日々新しい薬や臨床試験の結果が報告されており、もし再発しても癌を制御しながら長期に日常生活を続けることが可能な場合が多くなってきています。
乳房温存術では再発予防のために残存乳房に5日/週×4~5週間の照射を行います。また、骨転移再発による痛みやしびれなどの神経症状、脳転移に対しても有効な治療法です。
甲状腺腫瘍やバセドウ病など病態に応じて手術術式を決定します。進行して気管、脈管浸潤のある症例でも呼吸器外科、心臓血管外科と協力し根治を目指しています。
● 乳がん検診につきましては、予約が必要です。 下記の要領でご予約ください。
診察日・時間 | 月曜日 10:30~12:00 木曜日 15:00~16:00 |
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予約受付時間 | 平日 14:00~16:00 |
連絡先 | 06-6941-0484 医事課(内線3138) |
※ 外科にてご受診いただきます。
※ 1日につき10名様までとなりますのでご希望の日に予約がお取りできない場合がございます。
※ お時間の指定はできません。当日、待ち時間が生じる場合もございますのでご了承ください。
※ 緊急手術などで、急遽ご受診いただけない場合もございますがご了承ください。
※ 当日、保険証・(お持ちの方は)無料クーポン券をお持ちください。
参加中の臨床研究の情報を公開しています。
課 題 名 | 研究期間 | 情報公開文書 |
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より良い乳癌診療の構築とコンセンサス形成を目的とした多施設共同調査研究 | 2021年3月17日 ~ 2026年12月31日 | 情報公開文書.pdf |
新田 佳苗(にった かなえ)
診察日 | 月曜日(午前)、木曜日(午前) |
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役職 | 乳腺内分泌外科部長 |
主な 専攻分野 |
乳腺外科 |
所属学会・ 資格等 |
日本外科学会外科専門医、日本乳癌学会乳腺専門医、検診マンモグラフィ読影認定医、乳がん検診超音波検査実施・判定医、緩和ケア研修会 修了、日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会、日本臨床外科学会、日本癌治療学会、日本内視鏡外科学会 |
略歴 | 金沢大学医学部 卒業 |
日付 | 曜日 | 担当 | 備考 |
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休診・代診情報はありません。 |
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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