臨床工学技士という国家資格のもと、人工透析装置や人工心肺装置、人工呼吸器など患者様の命に直結する「生命維持監視装置」を扱う業務につきます。病院のエンジニアとして医療機器の保守・点検・管理もこなし、高度医療を支える医療機器のスペシャリストとして活動しています。
2002年10月に維持透析部門の立上げの為、採用され18年が経過しました。医療機器管理をはじめ専門性の高い臨床業務を取込み、現在に至っています。2020年4月には2人の新人を迎え、10名体制となりました。日々、進化する医療技術に後れを取らぬ様、日々、精進しています。
人工透析では、穿刺を含む治療開始から条件設定、患者監視、血液回収など全般に従事しています。血液浄化療法の分野では広範囲にわたり、対応が可能となっています。
心臓カテーテル治療及び不整脈に対するアブレーション治療が主となっています。周辺機器の準備、IVUS(血管内超音波装置)操作・解析、ポリグラフによる心内心電図の記録と解析、三次元マップ装置の準備・操作などを担当しています。CAS(頸動脈ステント治療)時にもIVUSのお手伝いをしています。
心臓血管外科業務:虚血性疾患・弁膜症・大血管疾患等の治療で、開心術の際に使用する人工心肺装置、心筋保護装置、自己血回収装置などの操作及び心臓停止中の血圧、体温、尿量などの生体管理をします。 整形外科業務:脊椎・脊髄の手術時に使用されるMEP(神経モニタリングシステム装置)の準備や監視、記録に携わっています。
重症な徐脈ではペースメーカー埋め込みが対象となります。ペースメーカー埋め込み時にプログラマーを使用し医師の指示条件をプログラミングします。埋め込まれている患者様には、年数回の動作確認を外来で行っており、他手術を受ける際にも、手術前後で動作の確認を行っています。また、当院の通院患者様に関しては、データ管理も行なっています。
代表的な生命維持監視装置を使用するCRRT(持続的腎代替療法)やIABP(大動脈バルーンパンピング)、PCPS(経皮的心肺補助装置)、体外式ペースメーカーの補助循環装置の設定や状況確認、患者監視、トラブル時の対応など行っています。これら機器においても準備やプライミング、初期設定など開始時の操作に携わっています。
医療機器管理室から貸し出している人工呼吸器、シリンジポンプ、輸液ポンプ、送信機、ベッドサイドモニタ等の医療機器が患者様に使用された後、当院で規定した返却後点検(清拭も含む)を実施し、機器に異常がない事を確認し、次の貸し出しに備えています。また、不具合のある機器に対しては「点検・修理依頼書」を現場にて発行しもらい早急に対応しています。
緊急的な臨床業務、集中治療室業務及び中央管理機器のトラブルに対して24時間体制をとり業務を遂行しています。地震発生時には、機器、患者様の状態確認をする地震ラウンド、救急外来でのCPR(心肺停止)患者様の応援対応などを行なっています。
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